ギリシャ神話の神ウラノスの語源は浦ノ州である可能性が示されている。
これは入江にある小さな島を意味し、そこの支配者であった人物が後に神格化してそう呼ばれるようになったものだと田井中博士は主張している。
だがもちろんそんなことを主張している田井中博士という人物は実在せず、私の妄想に過ぎないし、そもそも私は存在しないのでそんな妄想がされたこともない。
では主張した人物もその人物を妄想した私も存在しないのであればウラノスの語源が浦ノ州であるという可能性がどこから生じたのかというとどこからも生じていないのでそんな可能性は存在しないという結論になる。
ここに書いている私は存在するのに私が存在しないということを当たり前のように前提としてしまっているのが間違いである。