なんか皆して口を噤んでいる感じがする。
マクロスにおける2みたいな扱い。
各キャラクターの後日談を描くエピローグ集としては悪くなかったと思うんだけどな。
それぞれが失敗と成功を繰り返しながら地道に生きてる感じで。
ただ4年間という月日の割には全体として歩みが遅いようには思った。
社会人としての4年なんてそんなもんだって話なんだろうけど夢に近づいてる感じがないんだよね。
戦艦の映画を作る話だから「これ七福神発進だろ」と期待してたら全然そんな話にならんかったのもしっくり来ない。
いや、これがリアルなんだよと納得する人もいるんだろうけど俺は「ぶっちゃけSHIROBAKOってこれで話が閉じるんだからもうチェーホフの銃は撃っちゃえば?」と思ってしまったわけだな。
「そこをあえて外して俺たたにするのがリアルなんだよ」と伝えたかった映画なのか?
でもフィクションにそんなの求めてないよ。
フィクションに求めてるのは夢であって、リアリティは夢が見終わる前に夢だと気づいて覚めてしまわないようにするための時間稼ぎの麻酔みたいなもんでしょ。