「ダサい」は難しくて、何がダサいかというと総合的に「生き様、あり様」が良くない、ということになる。軽く見える言葉だけど、複数の要素、いくつかの視点を総合して「その選択肢は無い、取ってはならない」という価値基準がしっかりあるということ。
仮に自分の仕事に「ダサい」という指摘があった場合、抽象的な指摘なので、何が選択肢として無しなのか、詳細化して確認しなければならない。そうすると、言われた方がその内容を確認しなければならず、労力がかかる。相手はその労力がかかることを知ったうえで「ダサい」という言葉を使うことになる。「ダサい」は、かなり上から目線、もしくは立場的に上にいる人間が使う、または自覚なしに相手に負荷をかける言葉かもしれない。