ハッピーエンドに感じられて物足りなかった。二人がその後どうなったかは分からないが明確に不幸になっていないことが物足りない。
二人が望んだ死を迎えたのだとしたら都合が良すぎる。生きて嫌な人生から逃れられない事に絶望して終わってほしかった。
彼女は悪影響を与える存在だったが悪女だとは思わなかった。なぜなら物語の中で彼女は彼を裏切っていないから。
二人のどちらも嫌な思いをせずに物語が終わったので純愛話に見えてしまった。
彼女が結婚を断ったことや車を買ったことに愚痴った真相が書かれていると感想も変わったかもしれない。
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この本を読んで改めてゴーンガールの様な絶望的な結末が好きなことに気づいた。