残酷ないじめを描いた漫画を読んで、傷つくいじめ被害者もいる「かもしれない」。それは事実。
でも、残酷ないじめを描いた漫画を読んで、勇気をもらえるいじめ被害者だっている。
要因は複雑だが、例えば「不幸を不幸として認めてもらえる」感覚などもある。フィクションの中で白々しく幸福になる被害者よりも、きちんと虐待されつくさなければ、共感できないという人もいる。
「綺麗ごとの感動ポルノ」として消費されたくない人もいる。
「自分より不幸なキャラクター」を見て安心できる人もいる。https://togetter.com/li/1534783
少なくとも私はそうだった。
傷つくいじめ被害者もいる「かもしれない」から、残酷ないじめを描くなと言う人。自分こそがそうした人々を傷つけているのだということに気付いてほしい。
「自分はいじめ加害者に絶対ならない」と盲信しながら、実際には加害者になっているという、漫画で描かれた悪魔の正体は自分自身であることに気付いてほしい。