ある日、急に実家が建て替えられることがあった。
特に理由を聞いた記憶も無く、当時は普通に住めてるのになぜと、かなり高い買い物になるというのにどうしてと思っていた。
それに、ある程度長く住んでいたのもあって、家が無くなることに対してなんかなという気にもなっていた。特に反対した記憶も無いが…
しかし、思えば寝ている途中に巨大なムカデが這ってくることが何度もあったり、
壁から何千もの蟻が噴出してきたことが数回あったり、床が抜けそうになることもあったり、
これから数十年と住むであろう親の視点だとよくないことがあまりに多すぎた。
今の新しい家に住んでくれていて本当によかったと安心している。
結果的にときどき帰る自分のQOLも上がっているし、全く責める気になれない。
そんなことを思ったのは、今住んでいる家に虫が目の付く範囲に出るようになったためで、
当時住んでいたその家と比べれば全然マシな感じだが、ムカデがエアコンからたまに降ってきたり、玄関の外をムカデが数体這っていたり、困った…
夏と冬なら冬のほうがずっといいな…