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安全のためにイベント中止を求める人たちが「名古屋市民ギャラリー栄」の臨時休館に文句言ってるの、よくよく考えるとおもしろいな。
手紙爆弾が許せない。テロは許容できない。それはわかるし俺も許容しない。
でも施設側が「安全のために」臨時休館するのは仕方がない。ロック・イン・ジャパンだって「安全のために」中止になった。テロ対策も公衆衛生も「人間の安全を守るため」という理由は一緒だ。
この1年半、俺たちは安全を人質にして様々なイベントを中止に追い込んできた。表現を制約してきた。それがロックコンサートであれ展覧会であれ、同じ表現の場であることには変わりない。今ごろになって「安全を人質に取って表現を制限するのは不当だ」と主張するのはいくらなんでも虫が良すぎる。むしろ俺たちが安全を人質に取る常習犯なのだ。
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