日本人初のシンガーソングライターは美輪明宏、これはわりと知られた話だろう。では、1つの曲で作詞作曲を行った最初の日本人は誰か。これがなかなか難しくて困ってる。作曲とはみずから譜面に起こすまでをこなすことをいうものとして。
江戸時代からの相撲甚句や明治初期の演説歌(川上音二郎のオッペケペー節等)は歌詞に即興で節回しをつけて歌っているだけで、これはこれで素晴らしいものだが作曲とは呼べない。
童謡や唱歌は作詞家は作詞だけを、作曲家は作曲だけを担うばかり。それは十分合理的なのだけれど、両方の才能にめぐまれた人もきっといたと思うんだ。例えば山田耕作なんかも試みに作詞をしたと思うんだけど、残念ながら曲がついた形としては何も残っていない。
いま適当にググっただけやけど、この曲なんかは1927年の発表で「作詞・作曲とも堀内敬三」らしいで。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%A5%E3%81%8D%E8%A1%80