2021-05-25

背中を指でなぞると寿命が縮む、を広めたのは私

小学生ときなので、今から30〜34年ほど前の話。場所新潟県

いたずら好きな友達が私を驚かそうとして、背後からこっそりと背骨の上を人差し指で上から下へスーッとなぞって来た。

ビクッと驚いた私は、ジジくさい子供だったため「寿命が縮むかと思った!」という渋めの言葉を放った。

私のリアクションに味を占めた友達は他のクラスメート背中もなぞりに行った。もちろん「寿命が縮む」という言葉と共に。

そしてなぞられたクラスメートもまた他の人の背中をなぞっていったのだろう。

それから数週間後、中学生の姉から背中をなぞるのが流行っていると聞き、「背中をなぞった線をゴシゴシと消すと寿命が戻る」「下から上になぞると寿命が伸びる」などのルールが追加されていることも教えてもらった。

教室を超えて学校を超えて、ウワサ話や怪談はこうやって独自進化して広がっていくんだなと子供ながらに実感したのだった。

ちょうど少年マガジンの「化物語」でその話が出てきたので思い出した。

新潟県のある市の中だけの流行かと思ったら、西尾維新まで届いていたのかと驚いてしまった。

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