学問というものに幻想を持ってる人は多いと思うけど、実は学問って権威主義なんですよね。むしろ、学問とは権威を守るためにあるものと言ってもいいし、権威を守れなかったら学問が学問でなくなるんですよ。
そもそも学問というのは、もともとは宗教の「信者の疑問に答える」という役割を突き詰めた先にあったもので、絶対的な宇宙の真理を探求するもの「ではない」んですよ。(ただ、みんながそう「である」と信じることに意味があるだけで。)
まあ社会学方面については、だからこそ権威の失墜の危機にもう少し真面目に向き合った方がいいんじゃないの?とは思うけど、例えば政治家を辞めさせたいなら代わりに誰を応援するか考えるのは当たり前のことで、無政府主義が新たな権威に取って代わるわけないよね。