心に引っかかったことがなかなか忘れられないほうで、たまに思い返しては瞬間的に後悔する。
あの時なんであんなことを言ってしまったんだろう、学生時代の妙に刺々しい言動、変に自信満々で家族に宣言したこと、仕事の大事な場面で緊張してうまく言葉が出なかったこと、変に食生活を乱してちょっとした病気になったこと。
特に後悔の度合いが大きいのは、無意味に人を傷つけたように思える場面。その時は反射的に、瞬間的な反応として言ったことが、後々どんどん自分の中で重みを増して、時間をかけて後悔になった思い出。
こうした記憶の相手は、大体が既に連絡を取り合っていない相手で、連絡を取ろうと思っても簡単には取れないような相手だったりする。そうすると後悔の言葉は行く当てもなくて「ごめんなぁ…」みたな独り言になるしかない。
独り言を何度言っても誰にも届かない。こういうことを解決するために、神が発明されたのではとも思う。誰にも届けられない言葉や思いの受け取り先として。
独り言はピザの具にして焼いちゃえ