よくよく考えてみたら俺が学生の頃も週刊誌なんかは回し読みでまず自分で買うことなんてなかったわ。
しかもその回し読みも、電車好きの同級生が始発から遠回りして登校するのがルーチンで、その間に網棚から拾ってきてくれたものだった。
毎日、少年誌から青年誌まで3冊ずつくらい拾ってきてくれたので、クラス内でも毎回買ってる人間なんていなかったんじゃないかな。
欲しければ持って帰ってよかったし、実際、同級生に知られたくないグラビアアイドルが載ってたときしか自分で買ったことないわ。
もちろんお気に入りの単行本はコレクションしておきたいから自分で買った。でも、大半は週刊誌で一回読んじゃえばそれでいいやって感じだった。
今も昔も、自分が本当にほしいと思うもの以外は、お金持っている人が買って、お金ない人がそのおこぼれをもらうっていうの変わらないのね。