かつての萌えオタにはまだ節度というものががあり
「アイドルはみんなのものだから独占禁止」
「応援できるだけで幸せなんだ」
「萌えじゃなくて燃えだが?」
といった訳のわからない建前を遵守していた。
ところがオタクコンテンツが
「世間体なんて気にしなくていいんだよ」
「好きなことは我慢しなくていいんだよ」
「消費に負い目を感じる必要はないんだよ」
と欲望を正当化する思想を流布した。
その結果、どうなったか?
欲望を解き放たれた萌えオタは応援するだけの関係性を放棄した。
もとより萌えオタは「作品」なんてものには興味がなかったのだ。
それよりもワンチャン繋がれる可能性をなぜいままで一笑に付していたのか?
萌えオタは悔やんだ。
「ワンチャン繋がりたいというのが正直なところだ」
「好きを表現するのは素晴らしいことだ」
「笑いたいやつには笑わせておけばいい」
こうして萌えオタは従来のオタクコンテンツを捨てバーチャルアイドルや地下アイドルなどへ傾倒していくこととなる。
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