和讃とは、宗教的に尊いものを和語を用いてほめたたえる讃歌のこと。平安中期から流行した。
仏・菩薩、祖師・先人の徳、経典・教義などが主にほめたたえられる対象である。
これがサンスクリット語だと「梵讃」、漢語だと「漢讃」になる。
七五調の歌詞を、当時よく知られていたメロディに載せて歌う。
そういえばどこかで、白隠禅師の和讃を聞いたことがある。
こんな風に始まる。
衆生本来仏なり 水と氷の如くにて
水を離れて氷なく 衆生の外に仏なし
衆生近きを知らずして 遠く求むるはかなさよ
たとえば水の中に居て 渇を叫ぶが如くなり
クールだ。
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