覚醒するというより、炭を入れすぎた蒸気機関のように、暴走すると言ったほうが近い
回転する頭の速度について行けずどんどん消えていく
集中力は上がるが、落ち着いて何かを丁寧に作業するのには向かない
だが飲まないよりかは格段に、文字が吐き出されていくようになるのだ
どこか遠い南国で、上裸の黒人が日照りの中、安い賃金で文字を育て
麻袋に積んで極東の国へ。文字を焦がし、引いてお湯を注ぎ、文字を手から吐き出す
見た目はとげとげとして、まるで豆を砕く挽器みたいな面白い文字の形だが
珈琲のどちらの字も、「玉を付けた髪飾り・かんざし」の意を持つらしい
かんざしの玉を豆に見立てたのか
なかなか乙だと思った木曜の朝