植松聖被告が京アニ事件を「恐ろしい事件ですね」と語ったのは月間「創」の編集長である篠田氏という方が、接見に行った時の事です。
その日の植松被告との接見では、そのほか京都アニメーションの悲惨な事件などについて話が及んだ。
「恐ろしい事件ですよね。ああいう犯人を世に出しておいてはいけない」
植松被告はそう言った。京アニ事件直後の手紙でも彼は同じ感想を書いていた。
相模原事件も相当凄惨な事件だったと思うが、彼は他の凄惨な事件、例えば外国で起こる大量殺傷事件などについても「恐ろしい事件だと思います」と感想を述べる。他の事件についてはごく常識的な感想で、それと自分自身の事件がどういう違いとして彼の頭の中で整理されているのか。本人に聞くと自分の事件は全く違う、というのだが、世間はそう考えていないわけで、私はいつも不思議に思っている。