面白かったけれど物語として詰めの甘いところが2か所ある。そこが違和感に感じて視聴後に納得しきれない感じが残った。
銃は突然でてきて突然使われる。どういう意味を持つか劇中で全く説明されていないから銃の意味を理解できない。
大人への抵抗の象徴として表すならその威力を知るシーンがほしかった。劇中のテレビドラマで銃で撃たれるシーンをみてほだかがドキリとするとか、すがさんが銃を見つけてその恐ろしさをほだかに脅すとかがあれば銃の意味を感じられた。
最後にすがさんが待ち構えているシーンは何だろうと考えると愛する人を失って生きてる大人が大人の生き方を教える役割なんだろうな。
「苦しいがこうやって生きていける。今なら大丈夫だ。戻ろう」って諭す役割なのにすがさんがびびってる。混乱してる。導く役割なのに導けない。
直前に泣いたすがさんの涙は何だったのか。ひなさんと離れたほだかに自分を重ねたからじゃないのか。だからほだかのために最後でてきたのではないか。なのにほだかのためじゃなく自分の恐怖のために表れた。