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とある作家が女好きで有名で、女性編集者に手を出すと知れ渡っていた。
各社の編集者は女性編集者を1人で会わせないなど対策をしていたのだけど、最近は状況が変わってきた。
そういった話に面倒くさくなった編集者たちが作家に仕事を依頼しなくなったのだ。
作家はテレビにも出て知名度はあるが、本がすごく売れるというわけでもない。作家よりも売れて誠実な人はいっぱいいるのだ。
すると、作家に手を出されてもいいと思ってる出版社や女性編集者しか依頼しなくなった。
今や作家の本が出る出版社は、買収騒動だの給料未払いだの黒い噂を聞く出版社ばかり。
担当編集は必ず女性で、打ち合わせはホテルのロビーで、終わったら部屋に行くとの噂……。
と、ここまで来たらほんとうかはわからないが、作家にヤラれた編集者の知り合いは何人か知ってるのでそこまではほんとう。
ややこしいのは「ヤラれてもいい人が依頼している」ところで、こういう人もそのうち糾弾される世の中なのかな？
会社の命令ならアウト。
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