先日漫才を見に行った。
具体的な内容は伏せるが、そこで「痴漢」や「レイプ」を漫才のネタとして扱っている芸人さんがいた。
一応言っておくと、その扱われ方はポリコレ勢が好みそうなある種の真面目さを含んだものなどではなく、伝統的な笑いのネタとしてだ。
私は嫌悪感を覚えて、多分その場では真顔だったと思う。
そういうネタってブラックフェイス並にタブーじゃないのかな、と思っていた。
でも一番驚いたのは、周りのお客さん男女大勢がそのネタで大いに笑っていたこと。
痴漢被害経験のある人が周りからどういう圧を受ければ痴漢ネタで笑えるようになるんだろうとか、性犯罪の多い現状を逆に笑いに昇華しているのか、とか色々考えてしまった。
一番強く思ったのは、性犯罪を笑いのネタにすることを許容する人たちが男女問わずこの社会に大勢存在するんだなってことだった。
病人は少数派だということの証でもあるな