最初、川崎の殺人は哀れな犠牲者が二人も出た純粋な通り魔事件だと思っていたが、どうやらそうじゃないらしい。
あの後、引きこもりが殺されたり誰かを傷つけて自殺したりする事件が相次いでいる。
おそらくこれからも引きこもり続けて、家族を苦しめ続けるはずだった存在が次々と突破口を開いているのだ。
俗に言う虹の橋を渡る(虹の国に行くだっけ?)という奴だ。
異論はあるかもしれないが、川崎の通り魔は次々とひきこもりとその家族を苦しみから救済している。
二人のまっとうな人間の犠牲はそれに代えられるものでは当然ないにせよ、
これからも家族、もしくは引きこもり本人が「決断」し続ければ、弔いにはなるかもしれない。
次の悲劇が起きる前に、何の罪もない人々が犠牲になる前に家族はひきこもりが社会にとってどういう存在なのかをよく考えてほしいと切に思う。
そのままにしていたら、どんな未来が待っているのかということも。
セイバーの英霊