1年の時に見た目が好きで一目惚れした人と結局一言も話すことができなかった。卒業式前日のバイトでは言えるわけもない好きの伝え方を考えたりした。本当は昇降口の前に溜まっている卒業生達の中を1人でそっと通り抜けて家へ帰ってたくさん寝る予定だったけど、友達に呼び止められて私の友達と彼と彼の友達の写真を撮ってあげた。最後に彼の綺麗な顔を今までで1番近くで見られて本当によかった。最高にキモい自分にとっての最高の思い出になった。私は私が友達と撮った写真に映り込む彼にいつまで憧れ続けられるだろう。話しかけなかったのは多分、話したら好きじゃなくなる可能性があったからでもあった。私は私に見向きもしないような彼が好きだった。恋愛をするために高校へ来たわけじゃない。高校生活で楽しかったことや後悔していることは他にもっとたくさんある。彼よりも素敵な人は実際他に割といると思う。だけどずっとかっこいいと思ってた、とか、バイバイ、とか、そのくらいは言えばよかったかもしれない。今はもう恋愛の曲とかを聴きたいけど高校生活はヲタクしかしてこなかったからあまりにも知らなすぎる。今後自分に自信が無いせいで一緒に写真を撮ることもLINEを交換することもできないなんてことが二度とないように今よりもマシな人間になろう。
顔で好きになるって、すごいですね。