それなりに大きくなり、しっかりした表情のお子さんが写っている。こんなに大きくなったか。
住む場所も遠く、既婚で家庭のある友人と、独身の自分は、日々の過ごし方も遠く、年賀状だけのやり取りになった。
自分が、一人の日々を持て余さないように、存分に遊んで悩んで生きている間に、友人は、子どもの成長に一喜一憂しながらしっかりと育ててきた。
劣等感を感じた時期もあったが、今はそれより、お互い遠くに来たなと思う。
人生で成し遂げたことの形は些細なもので、それよりも、生きる時間どのように豊かに味わったかを振り返りたい。自分には、友人の味わってきた時間は推測しかできないし、友人にとっても、自分のそれはわからない。
自分は寂しかった。寂しさに耐え、それを乗り越えて、人を探し、見つからず、寂しさに耐え、それを乗り越えて、生活の中に明るさを見つけ出す。結婚していないのは、持って生まれたものや社会や誰かのせいだと思ったこともあったが、それよりも、数々の出会いの中で心を許せない頑なさがあった(もしかすると今も)。寂しくて豊かだった。
こういう投稿ばっかりだったらいいのに