今からもう十年ほど前になるだろうか。
その実、母はすでに保護者となっていた。
おそらく何かの名簿に載ってしまったのだろう。
そしてその間違った情報を元に送られてきているのだろう。
ここで白状するが、
母の名前と、年齢を偽ってアンケートや懸賞に送っていたのは私だ。
期替わり、年度替わりになると、必ずと言っていいほど
母のもとに届けられ、また来たよ~と、笑いあったものだった。
そのうち私は家を出、一人暮らしをするにつれ
そんなことは忘れてしまっていた。
しかし、ついこの間実家に帰った所、玄関に置かれた一通の封書を見つけた。
私がそれを忘れていた間にも、それはずっと母の元に届き続けており
届く内容は、その時と共に成長していたのだ。
感慨深いというか、執念深いというか。
男名にもみえる女児にとどく鎧兜DM 女にみえる男児に届く成人式振袖 まあいいよ多様性だから欲しいひともいるかもだし、 でも立派なだけこの業者は広告費分ぼったくりだろーなとう...