その昔は、5000円くらいの双眼鏡で満足していた。といっても、元々1万円くらいだったのが値崩れしての価格なので、1万円クラスと言ったほうが正しいのかもしれない。バズーカみたいなカメラ用レンズを通したよりも明るく綺麗に見えるくらいなので、特に不満は無かった。
その後、お店に並ぶ数万円台の高級双眼鏡を見たりしても、ちょっといいかなと思うくらいで、そこまで劇的な差は感じなかった。だから、ずっと安いコイツの方がいいじゃないかと思った。逆にコイツより安いのと比べると、見た目もチープだし、見え方もまるでモヤがかかったみたいでおもちゃのよう。コイツは性能的に十分優れていて、これ以上は微々たる差があるだけか、扱いにくい巨大なものだけだ、そう思った。
はじめアイツを覗いたときは、ふうん、これがあの有名な、と思っただけだった。以前に数万の双眼鏡と比較してみた記憶から、はなから過小評価して見てたのもあるだろう。
だが…その後自分の手持ちの双眼鏡を覗いてしまったのがまずかった。まるで別格だった。以前の数万のあれとは比較にならない、強烈な衝撃だった。今度は手持ちがおもちゃに思える。あとはもう、買うしか無かった。こんにちはスワロフスキー、よろしくね。
ブルジョワが貧民の暴動をタワーマンションから眺めるのに使うライカの42万円の双眼鏡の記事を思い出した
比較した際に感じたところではライカも中々良かったが、スワロのような感動はなかったですね。 まあ私は貧民なので、タワマンを見上げるのにスワロを使うとしましょうかね。