過労死やブラック企業で騒ぐ割に、僕らが世の中に便利さや快適さを求めるのはなんとも矛盾しているのではないかと思う。
世の中にAmazonプライムとやらが誕生した時、僕はなんて便利なんだと感じたと同時に、
家から出ずに僅か数クリックで自分の欲しいものがその日の内に自宅に届く様は、僕の目には異常なもののように映った。
人間はどんどん待つことを忘れていっているような気がする。
今の世の中において、安さ・速さ・正確さ・便利さが絶対的な正義になってしまった。
需要があるからビジネスになり得るのは当然だし、そういう僕も現代の恩恵を全て放棄することはできないと知った上で、
安さを求める人がいる一方で、低賃金で働かされている人がいる。
速さを求める人がいる一方で、納期に間に合わせようと長時間働く人がいる。
行き過ぎた快適さの先には、一体何があるのだろうか。
ブラックな環境じゃないと生活できない人間がホワイトな環境じゃないと生活できない人たちの侵略を受けるのって つくづく田沼意次感ありますよね