日本で映画や西洋風の近代演劇が始まった時、演技が出来る人は歌舞伎俳優しかいなかった。歌舞伎俳優は「良かれ」と思って歌舞伎の所作を演技に取り入れたが、それは新しい文化の発展の弊害でしかなかった。しかし、そこに悪意は一切無い。
新しい文化、経済活動に対して老兵が「良かれ」と思って「こうやるんだ」とアピールすることがどれだけ若手をうんざりさせているか。
自分が老害ではないかと恐れながら老害行為をしている人たちをたくさん知っている。彼らに問いただすと、一様に「こういうのが老害なのか、知らなかった」と発言する。
身に染み付いてしまっているから変えられないのか。分かっているけど新しいやり方では自分の欲を満たせないから変えないのか。
頼むよ。