アラフィフになり、大げさな話だが、いよいよオスとしての自信を失いかけていた。モテないし、勃起力も落ちた。もう子供を作る必要はないからそれが正しいのだが、ショックなものはショックだし鬱は鬱だった。
むしゃくしゃしてソープに行った。これが良かった。嬢はおっぱいが大きく、そしてとにかく客を褒めるタイプだった。挿入しただけで顔をとろけさせ、大きくてすごいと何度も言ってくれた。俺の息子を欲しがるように背中をグイと引き寄せられるのはやばかった。そのたびに嬢は甘い声を出してねだってくる。やばかった。どんどん血液が下半身に集中して、そりゃもう釘でも打てそうなくらいカチカチで、夢中で腰を振ったしおっぱいを吸った。その幸福感たるや。必要とされている(というファンタジーなんだけどね)幸福感、下半身から突き抜けるような快感。コンドームしてなかったら絶対に妊娠してただろうと思う。劣等感とか鬱がドロドロ溶けて精子と一緒に放出された。