2018-05-18

10台終わりごろ、結婚前提で付き合っていた彼氏がいた。

すごくすごく、大好きだった。

私は問題のある家庭に育っていて

今にして思えばそのせいもあるかと思うんだけど

彼のことが好きすぎて、自分矮小すぎて

全部受け入れてくれる彼を不幸にしてしまうんじゃないかって気がずっとしていて

幸せになればなるほど、その日が来ることに怯えていて

それで、ほんの些細な行き違いがあった時に、全力で逃げ出してしまう。

相手の彼は何が悪かったのかわからいから問い詰めて来るけど、答えられない。

だんまり決め込んで、そのまま別れた。

似たようなお付き合いとお別れを何度かしたけど、10代の終わりごろのあの彼は今でも大好きだ。

もう連絡を取り合うこともなく、それどころかお互いの所在も知らないけれど

あの頃、彼が受け止めてくれたことが、今の自分になれた大きな要因だと思っている。

今の夫とやっていくって決めた時

戻りたい気持ちがなかったって言えばうそになるけれど

抱きしめたそうな雰囲気を醸しながらも、固い握手で別れたあの日

うん、やっぱ最高にかっこよかったな。

あの日があったから今の自分がある。

望んだ幸せへの道を、迷わずに歩いていけるのは

あの時あなたが愛してくれたからです。

ありがとうさようなら

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん