2018-04-20

[]風呂敷

風呂に敷くことからの名。

室町時代風呂蒸し風呂のようなもので、蒸気を拡散させるために「むしろ」「すのこ」「布」などが床に敷かれていたもの起源であるが、現在風呂敷にあたるものは「平包(ひらづつみ)」と呼ばれていた。

足利義満が大湯殿を建てた際、大名達が他の人の衣服と間違えないよう家紋入りの絹布に脱いだ衣服を包み、湯上りにはこの絹布の上で身繕いをしたこという記録があり、これが「風呂敷」と「平包」の間に位置するものと考えられる。

江戸時代に入り、湯をはった銭湯誕生し、衣類や入浴用具を四角い布に包まれるようになったのが、現在風呂敷に最も近いもので、風呂に敷く布のようなもので包むことから風呂敷包み」や「風呂敷」と呼ばれるようになった。

銭湯が発展したのに伴ない、江戸時代元禄から「平包」に変わり「風呂敷」の呼称一般に広まっていった。

風呂敷(ふろしき) - 語源由来辞典

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