日本では失敗したらすぐ辞めろとなってしまう、責任を取るとは辞めることではなく失敗を受け止めて当人がきちんと改革することだ。
よくこんな風に言われる。というか私も昔はそう思っていた。けど、実際にその現場に立ってみてそうでもないような気がしてきた。
下の人間としては上の指揮命令で動いていたのに、それが間違っていたからと言って全然違うことをその本人から命令されても感情として釈然としないものがある。
当人もそれに後ろめたさを感じてしまうので指示のキレも鈍くなる。部下の中にはダメージを受けた人もいて、ダメージを与えた人間がその被害者に命令するというのは相当難しい。
結局別の人間が後任として入って前任者を悪者にしながら行うのが一番進捗的にも感情的にも効率的に思える。
脊髄反射的に辞めろというのはどうかと思うが、同様に辞めさせるのは無責任だと決めつけるのも間違っているのではないだろうか。
それ、「無責任だが効率的」という話であって、「辞めるのは無責任」自体は否定できてないのでは?