小説家の山田詠美は増田くらいの年頃まで小説を書いた事が全然無くて、貧困で行き詰まった時に初めて書いた作品がヒットして小説家になった。確か後に、あえて書かないでいた溜めの期間が大事だったという様な述懐をエッセイに綴っていた。
ただし、山田詠美の全盛期は日本の全盛期でもあり今の出版不況時代とは全然違うという事と、山田詠美は小説を書いた事は無かったが若い頃漫画家をやっていた時期があることに要注意だ。
そういえば森博嗣も小説を全く書いた事が無いところから金欲しさに一念発起して40までに小説で売れるとかいう目標を立てて39歳で実現してしまうのだが、森博嗣は元々名古屋同人誌界で腕をならした強者なのである。