2018-02-23

こたつ

コタツとは冬の間だけの共同生活から寂しいね、と言ったら

「私は別に寂しくありませんよ。」とコタツに返されて、少し寂しかった。

なんで寂しくないの。夏の間、ずっと押入れにいて暇じゃないの。と聞くと

コタツとはそういうものです。」

と、にべもない。

そのあと少し喧嘩みたいになった。

私が、「夏にコタツを出さないのは、つまりコタツの中での固定観念なのだから別に夏に出してもいいじゃん。私はその方が嬉しいよ。」

と言ったら、コタツは黙ってしまった。

何かタブーに触れたのかもと思っだけど、私もムキになって喋らないでいた。

そしたら、コタツの中が寒い

いくら温度を上げても暖まらいから、怒ってるんだな、と分かった。

私はコタツの電源を切って、そのまま寝た。

朝になって、昨日のことを謝ったら、コタツ

「私もムキになり過ぎました。」

と言ったので、仲直りした。

共同生活というのは、時々こういうことがあるから難しい。これからコタツには夏のことは聞かないようにしようと思った。

そのあと朝食を食べながら色々話した。

私が、「そういえば何か欲しいものある?」

と聞いたら、コタツは少し恥ずかしそうに

みかんを買ってきてほしいです。あれが乗ってると落ち着きます。」と言った。

じゃあ今日買ってくるね、と言ったら、コタツは「ありがとうございます。」と言った。

特に嬉しそうでもなかったが、コタツの温度が少し上がったのは、気のせいではない。

記事への反応(ブックマークコメント)

アーカイブ ヘルプ
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん