「一段落」
ひとだんらく、と読ませるメーカーさんが多くてすごく気になった。
ダンラクは音読みで、「一」の音読み「イチ」に合わせるなら、いちだんらく、が正しい。
訓読み「ひと」を使うのは、一休み(ひとやすみ)、一手間(ひとてま)。
直後に来る熟語が訓読みのものに「ひと」・・・と思ってたけど「一文字」は「ひともじ」、「いちもんじ(真一文字)」と二通りの読み方に対応した異なる意味がある不思議な言葉だった。恐らく意味の誤解を防ぐための合理的な例外だろうけど、探せばあるもので・・・。
「一段落して」の時は「ひと」 「一段落めから読んでください」のときは「いち」 のちに続く熟語が音読みで「一」を「ひと」と読むものには他に「一工夫」「一苦労」があり、いずれ...
一個人(いちこじん) 一大事(いちだいじ) 一部分(いちぶぶん) 一生涯(いっしょうがい) 一段落(いちだんらく/ひとだんらく) 一苦労(ひとくろう) 一仕事(ひとしごと...
「辞書にはそう載ってるけど実は根拠がない」パターンだと思う。 「段落」はparagraphの翻訳語で歴史が浅いうえに、それをさらに比喩的に使ったものが「一段落」なんだから、かなり若...