先日、近所の大きな公園に配偶者と散歩しに行った。
その公園には、片隅に様々なバラを育てている一角があって、そこに品種を書いた小さい札が差してある。
「ギガンティア」
その文字列を見た瞬間、頭の中は一気にあの学校の薔薇の館に飛んだ。
山百合会だ。
クッキーか何かをいただきながら、紅茶を楽しんでいる。
そんな光景。面子は初代。
多分、死ぬまで。何度でも。
「ギガンティア」って単語を見たらあの学校のこと、あの薔薇様がたのことを思い出すだろう。
自分が送ったわけじゃない学生生活だけど、まるで母校のように。
時間をかけて、ゆっくりと、あの薔薇の館の思い出は胸の中で結晶になっていたようだ。
心の中にしかないロザリオは、今でも「ごきげんよう」の挨拶を聞く。
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