パナップといえば、フルーツのソースが『::』みたいに点で並んでて、それが上から下まで貫通してるもんだと思ってたんです。
そしたら、『|:』みたいに2つの点が繋がって線になってて、なんだなんだ、品質管理どうなってんのグリコ、大丈夫かグリコ、とか勝手に心配しながら食べてたんです。
そしたら娘が、わーニッコリかわいいねー、とか横から見て言ってくるので、そこで気づいたのは、フルーツソースの入り方が『:)』っていう「笑顔」だったってことで、しかも目の部分は微妙にハート型だったりして、そんな遊び心にも気づかない俺の心はヤバイんじゃないかという危惧でいっぱいになったわけです。
きっとこれまでも、俺は、いろんな楽しいことに気付かずに生きてきたんだろうなあ、と思うと、なんだか悔しいような勿体ないような、とにかく人生をもっと楽しく過ごさなければ、そんなことを考えながら、残りのパナップは大事に食べたのです。