最近祖母が亡くなった。
小さい頃、すごくいっぱいあそんでもらったから大好きだった。
途中から痴呆が進行して、寝たきりになってしまったが。
お通夜や葬式、参列のために実家に帰省した。
悲しいのに涙がでなかった。
子供の頃にたくさんかけてもらった言葉も愛情も、実際にはほとんど覚えていない。
そもそも、『いっぱい遊んでもらった』ということ自体も、自分の頭の隅にあるほんとうに僅かな記憶の欠片と、親や周りから聞いた話で構成されたもの。
子供の頃の記憶は、ほんの数枚の動かない祖母の姿の写真が二枚ほど浮かぶくらいだった。
人間の記憶の曖昧さ、年を過ぎると忘れていくむなしさだけが残る
Permalink | 記事への反応(1) | 14:47
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人間の良いところであり、悪いところでもある