報われない世界に関わらないようにするにはどうすればいいのだろう

2017-06-15

いくら議論を尽くしても話が前に進まない問題というものが、世の中にはたくさんある。

この手の問題は、埋めがたい立場の違いが原因であることが非常に多い。

典型的には、自分たちが譲ってはいけないものと、譲っていいものと、彼らのそれらが、互いに異なるようなケースだ。

そういうものに参加しても、良いことは何もない。

せいぜい、自分の味方から賛同を得られるぐらいで、相手が譲歩するということは、まずない。

あまりにも徒労なので、たくさんの人はうんざりして、差別的な感情をより強めることになる。

理屈の上では、こうした話題には、一切触れてはならない。

こんな話題に関わっても、自分も相手も不幸になる。

ところが、気がつけば、こうした話題に巻き込まれていることがある。

誰かに巻き込まれた、という部分もあるのだが、自分の感情がジャックされて、自分からその深みにハマっていく。

身近なアイデンティティに関わるほど、その可能性が高まる気がする。

報われない世界に関わらないようにするにはどうすればいいのだろう。