エアバスって今でこそボーイングを凌ぐほどの勢いだけど、設立された当初はボーイングにダグラスにロッキードにと米国メーカーが市場を席巻していて、本当に欧州製の旅客機なんかが売れるのかという雰囲気だった。当初はイギリスが主導となって、フランスドイツと共同でエアバス計画を進めていたんだけど、いきなり「なんか売れなさそうだし、うちのロールスロイス独占にしてくれないみたいだし、俺抜けるわ」って感じでイギリスが脱退しちゃったんだよね。
結局フランスとドイツでエアバス計画を進めなきゃいけなくなって、苦労しながらA300っていう最初の旅客機が出来たんだけど、これまたなかなか売れなくて実際減産することになってしまった。それでもフランスとドイツは諦めずにいろんな販促策を打って、3年かけて米国の航空会社の売り込みに成功して、数年かけてようやく売れるようになってきたんだよね。
そしたらイギリスが「俺もエアバスに入れろや」と言ってきたわけ。これがイギリス紳士の生き方。卑怯という名の紳士、それがイギリス。あんな国を信用してはいけないよ。