今よりもっと大きくなって、ひとりでなんでも研究できるようになったら、
遠い分野を研究してみたい。遠いラボで論文を書いてみたい。
誰もやらないテーマをやってみたい。辛いことも悲しいこともないラボに行ってみたい。
ラボには教員も学生もポスドクも助教も准教授もいない。
そのラボで私は、読みたい時に文献を読み、聞きたい時にゼミで聞き、
サボりたい時にサボる。
そのラボで私は、私だけがいなくなった元ラボのことを考える。
学生はいつものように大学に行く。教員はいつものように授業に行く。
助教授はいつものように学生を責める。
私は私だけがいないラボのことを考えると気持ちが軽くなる。
遠く遠くへ行きたい。
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