ミニマリストや断捨離の実践家の人に対して「ようするに貧乏なだけでしょ(プ」って定型の反応があるけど、そもそもミニマリストのブームの先駆けになった米国では、リーマンショック以降にメンタル不調になったり、それで職を失ったエリート白人とかが「貧乏でも人生楽しめないわけじゃないじゃん?」みたいな(米国的な成金主義の)カウンターカルチャーとして始まったんじゃなかったっけ? そりゃミニマリズムにハマるのは貧乏人が多いだろうさ。そもそも、貧乏をいかに楽しむかって前提があるんだもの。
本場の米国でもミニマリストの意味は変質化していて、今では都市部在住の若いプチブルどもが「部屋を整理整頓(decluttering)してシンプルに高級家具だけでコーディネートする」みたいな意味として使われているけどさ。日本でも「ゆるりまい」氏を筆頭に、ミニマリズムを家具を少なく(しかし)高級家具に入れ替える運動か何かと履き違えてる向きはある。