山にいるあいだ、今年はいい年になりそうだなんて漠然とした予感があったのだけれど、おりてきて一、二日とても気分が沈んでいた。
なんでだろう。
御岳山ではニホンカモシカと出会ったり、滝を見たり、友達と天狗岩に登ったり、生まれてはじめて関東のお雑煮を食べたりして楽しかったのだけれど、三重県に帰ってきてから塞ぎこんでしまった。
友達は私と反対で、山にいるあいだはあまりよく眠れなかったようだ。将来に対するぼんやりとした不安で。
「伊勢に行ってなにになるんだろう」
「大学院で学んでどうなるというのか」
山の上で、私はそんなこと気にするなよと笑ったけれど、山からおりて仕事もはじまった今日、なんだかやるせないなー。
俗人である自分たちがこれだけダメージを受けていることを見ると、やっぱり御岳山は神域なのかもしれない……。
Permalink | 記事への反応(0) | 16:21
ツイートシェア