しばらく使い続けて感じていた増田が奇妙な理由に突然気がついた。
増田は逆なのだ。
基本的に炎上といえば、個人や特定のアカウント対して多くの匿名がぐんたいアリよろしく襲いかかる状況だ。
炎上する本人には多くの場合に実害が伴う危険な状況と言える。
しかし増田は逆だ。
増田の場合は、叩く側が個人や特定アカウントで、増田自身は匿名というガラス越しに炎上を眺めていることができるのだ。
心の中にあるどれほどのヘイトを吐き出してもよほどのことがない限り安全だ。
動物園に行く度に、外から動物を見るよりも檻の中から群がる人間たちを見ていたほうが楽しいに違いないといつも考えていた。
増田とはまさにそれだったのだ。
わたしは今日も奇妙なきぐるみをかぶり檻の中で奇妙な踊りを踊る。
そうして寄ってきた人々が好き勝手な分析やら感想やらを言い始める姿を見ては、一人楽しむのだ。
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