インドネシアの自治体が中国の高速鉄道を選んだことに恨みつらみを垂れ流してる人を見かけた。
そして、採用にあたって重視した項目が技術ではなかったということにもだ。
よく考えて欲しいのはこういったインフラ設備を購入しているのは自治体だけれども、その自治体の財源はそこに住んでいる住民が出したお金だということ。
先進国がその高速鉄道を購入するのと、新興国がその高速鉄道を購入しようとするのとでは抱える負債の相対的な重さが違う。
新興国がただでさえ高額なインフラ設備をより安い国から購入することは仕方のないことであるという思うべきなんじゃないかと、僕は思う。
日本は先進国になった今だからこそ、自治体(主に東京都と政令指定都市)がポンポン高額なインフラ設備を作ってることに違和感を持たないのかもしれない。
ただ、ほかにも整備しなければならない必要最低限のインフラが多く残ってる中で少ない財源から、そのインフラを整えるお金を出すわけであって、日本が新たな鉄道を建設しようとするのとわけが違うことだけわかって欲しい。