うちの学校では、長文読解の授業が「コミュニケーション・リーディング」というタイトルで、文法解析をやらせる。
コミュニケーションというのは文法と仲良くしてねということなのだと赴任してから思うことにしている。
おかげで生徒は文法の問題集はよくできるんだけども、リーディングの問題集をやらせようとすると出来が悪い。
確かに精読する力も必要だけど、それをリーディングのクラスでやる必要はあるんだろうか。
要は文法解釈なんだから、それは文法のクラスにまかせて、リーディングクラスでは色々な英文に触れること、その内容理解の問題を解くことのほうが重要のように思う。
リーディングクラスですべての文に文型を記入して文法の解釈だけを進めていくのは、とても実践的じゃないし、試験対策としても向かないやり方だと思う。
そんな不満を抱えているけど、講師のわたしではなにも変えることができないし、そもそも生徒は学校のやり方を盲信しているので新しいやり方を嫌うことが悔しい。