2015-08-25

http://anond.hatelabo.jp/20150825150246

母にとって「主人」と「主婦」はやることこそ違えど、基本的には対等な関係だと信じて生きてきた。

当然、子供も大人になれば、家族3人は対等な関係になる...はずだった。

ところが、「子」はそうは考えていなかった。

「なんでお父さんを主人って呼ぶの?奴隷じゃないんだからやめなよ」

母は悟った。

「子」は、母を奴隷のような振る舞いをするただの生き物とみていたのだ。

20年以上、手塩にかけて育ててきた「子」に、お前は奴隷のような振る舞いをする女だと思われてきたことに心底落胆し、泣いた。

家事育児と相当な労働力で育て上げた行為の全てが、「子」にそそいだ愛情の全てが、ただの奴隷のような振る舞いと思われていたのだ。


夫のことを「主人」と呼ぶのが奴隷みたい?たったそれだけのことで?

ならば夫のために家族のために飯を炊くのも奴隷仕事だろう。

家族のために家事をこなすのは、家族奴隷がやることだ。

母にとって当たり前の行為が、「子」には奴隷の振る舞いと見えてしまう現状では、

奴隷じゃないんだからやめなよ”という「子」の願いを叶えるためには「子」と別れて暮らす以外に道は無い。


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母の心理を解釈するとこんなところでしょうね。

今のあなたには理解できないかもしれないけれど、例えば、

親しい恋人相手に、おしゃれして美味しいお店を案内したら、

「なにその恰好。乞食じゃないんだからやめなよ」

「なに、この料理乞食じゃないんだから、美味しがるのはやめなよ」

と言われたときのショックを想像すれば、中らずと雖も遠からず。

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