いつものようにおもむろに袋を開け、まず一つ、口に優しく滑りこませる。
噛まずに舌で溶かすように食べるのだ。一つ目はいつもそうだ。
飲み下すときの鼻腔をくすぐるのあの濃厚なミルクの匂いがたまらないね。
二つ目からはサクサク噛んで食べようと決心したところで急な打合せへの呼び出し。
仕方なく一つだけコロンを口に放り込んだのだが席を外した30分ばかりの間にデスクのコロンが消滅。
そうか・・・自分以外のコロン好きがこっそり食べちゃったんだ。
お菓子は盗み食いOKという風習が未だ残されてるこのオフィスでは、これは自分のミスだ。
泣く泣く新しいコロンを求めてオフィスグリコを漁るもその影無し。
すっかりコロンの口になってる今、家まで我慢なんて無理だ。行くしかないか。コンビニへ・・・。
売り切れてたら承知しないぞ。