今、10歳以上年が離れた45歳の人と一緒に仕事をしている。おっさんは営業で、俺は専門職。
得意先との交渉もできないし、しゃべれないし、次に何をするべきか全くわからない。
常に誰かに言われたことをやるだけで、自分の頭で考えて物事を進めようとしない。
最後首がしまるのは俺なので、俺はおっさんに「次あれをしろ、これをしろ」と指示をする。
おっさんがやってるのは、俺から送られたメールをコピペして、得意先に送るだけだ。
そんなおっさんは、自分が仕事ができないということに気づいていないらしい。
むしろ、仕事ができると思っているふしがある。「おれはチームの中で一番仕事が早い」と言っているし、
よく他のスタッフをあげつらって「あいつは本当に仕事ができない」と批判しているのを聞く。
早いどころか、とてつもなくトロいので、得意先からも俺からも怒鳴られるんだが、
どうも、怒りの矛先が自分に向っていると全く気付いていない。「得意先が俺さんのことすごく怒ってますよ」と言う。
たぶん、こういう「気づかない」人って世の中にたくさんいて、種類が2つあると思う。
「人から指摘されたら気づく人」と「人から指摘されても気づかない人」。
前者は教え諭せば何とかなるから救いがある。
気づかないから、成長しない。
成長しないから、同じポカを繰り返す。
もう限界だ。