ブレてない。
被害者の個人的な感情や権利を外部の人間が取沙汰するのは間違いだ、という主張は性暴力に関しても女性の権利についても常に発言していた。
今回は読み手が「被害者を擁護するなら出版差し止めを訴えるはず」と思い込んでいるから混乱しているだけ。
被害者家族にはそうする権利があるが、外部の人間がそれを根拠に著者の人間性を憶測で叩くのは間違い。
セカンドレイプだという主張もあるが、被害者の落ち度を指摘したり、被害情報の残忍さを売りにした本かどうかはまだわかっていない。
犯罪被害者、加害者、関係者の本を多数読んできたからこそ、一律には考えられないという結論にいたっているのだと自分は思った。