高校生の時の彼女の話。
進学校ではあったが彼女のことをあまり賢いとは思ったことはなく、自分は旧帝大に合格したが彼女はやはり私立大学へ入学した。
そして遠距離となり、お互いの気持ちも離れていってしまった。
それから時が経って今は大学の卒業を控えている。
自分が誰もが知っているインフラ企業に入るのに対して、彼女は超有名外資系に内定を取ったみたい。
安定性を重視して就活をしたから外資なんてそもそも受けてないが、自分が大したことないと思っていた人間が自分の就職先より難関とされる企業に入るとなると負けた気分になる。
そして自分が大学入学時に見切りを付けられたみたいに思えて非常に悔しい。
今後会うことはないと思うが、なんだかなあ。
たぶんこんなこと思う時点で自分のほうが程度が低いんだろうな。
自分には気付くことが出来なかったが、やっぱり彼女は先見の明があったのだろう。
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