いつも、頭をなでなでしたり、耳たぶをハミハミしたりしていた。
合宿などに行ったら、風呂場で横に座ったときにチンコを握ったり、自分のチンコを背中に擦り付けたりしていたものだ。
後輩(仮にAとする)はいつも迷惑そうな顔をしていたが、周りの連中は微笑ましく見ていた。
何かイベントがあると、家が遠かった俺はいつもAの家に泊めてもらっていた。みんな心配していた。
「いつもAの家に泊めてもらって何してるの…」と恐る恐る聞いてくる。
「いろいろだよ」と答えていた。
実際には何もしていないが(した瞬間に理性が吹っ飛ぶ)、テキトウなことを言って周りの連中を不安がらせていた。
合宿のときには部屋に忍び込んで添い寝してあげたこともあるが、夜中に起きるとAはどこかに行ってしまっていた。
何でもずっとその辺で本を読んでいたそうだ。怖くて寝れないんだと。
こういうことをしていると、自然に湧いてくるのがホモ疑惑である。
俺は皆からガチホモだと思われた。しかし!いつも反論していた!
「俺はホモじゃない!ただAが好きなだけだ!」
「いや、それをホモと言うんじゃ…」
そうやって皆からホモだと思われていたのが俺の大学時代の黒歴史だ。
ちなみにAとは今でも仲がよい。10年以上経った今でも、年に1回くらいは家に泊めてもらう。
かわいさはあの頃のままだ。